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リクルートエージェントを使ってみた感想。人事経験者だからこそ見えた”違和感”

転職活動を始めて、リクルートエージェントに登録しました。業界最大手という安心感もあり、求人数も圧倒的。…ですが、実際に利用してみると、正直「違和感」や「不信感」を抱く場面が多くありました。

私はこれまで、企業の人事担当として採用にも長く関わってきました。だからこそ、エージェントの対応に「なぜ?」と思うことがいくつもあったのです。

人事経験があるのに、なぜ営業職を勧めてくるの?

登録後、担当者から紹介された求人の中には「営業」「販売職」など、これまでのキャリアと大きくズレたものが多く含まれていました。「総務人事としての経験を活かしたい」と明確に伝えていたにもかかわらず、条件に合わない求人を次々と提案される状況に、”手当たり次第に応募させようとしているのでは?”という印象を受けました。

紹介される求人の多さは魅力ですが、こちらの希望や背景を汲み取らない姿勢に、不信感は募るばかり。

ただの“伝書鳩”になっていないか

やり取りを進める中で気になったのは、エージェントが企業と私の間で「ただメッセージを中継しているだけ」に見える場面が多かったこと。

たとえば、面接日程の調整ひとつにしても、「この日程でどうですか?」→「企業から変更希望がありました」→「再調整お願いします」の繰り返し。スピードも遅く、コミュニケーションの主導権を持っているとは感じられませんでした。

エージェントに期待していたのは、応募者に代わって企業に交渉したり、魅力をアピールしてくれる“代弁者”としての存在。でも実際には、ただの”伝書鳩”でしかない対応にがっかりしました。

応募書類の添削も、期待外れだった

さらに驚いたのは、提出した職務経歴書へのフィードバックが一切なかったこと。自分自身も日頃から求職者の書類を見る立場として、「これ、添削してないよね?」と思うような誤字脱字があっても、そのまま提出されてしまった様子。

プロの目でチェックしてほしかったのに、形式的な提出だけで終わるなら、エージェントを通す意味って何だろう?と疑問を感じました。


まとめ:エージェントは“使い分ける”時代へ

もちろん、すべての担当者が悪いわけではないと思います。相性の問題や、タイミングの影響もあるでしょう。でも今回の経験を通して、私は「大手だから安心」とは限らないという現実を痛感しました。

人事経験があるからこそ、対応の甘さや表面的なやりとりに気づいてしまう部分もあります。だからこそ、転職活動ではエージェントを「依存先」にするのではなく、「複数の手段のひとつ」として使い分けることが大切だと感じました。

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