新卒のレジュメでよく見る、こんな記述:
英語:ビジネスレベル(TOEIC735)
…いや、待って。ビジネス、したことある?
メール書いた?会議出た?商談した?どこのビジネス?
たぶんゼロよね?
TOEIC700点台=英語できる、じゃない
まず大前提として、TOEICは英語のテストであって、ビジネスの実務能力を測るものではない。
700点台は確かに「努力はしたんだな」と思うけど、それは“基礎レベル”。
社内でメールや会話ができる最低ラインに立てるかどうかの目安にすぎない。
TOEIC700点台+英語経験ゼロで「ビジネスレベル」って、だいぶ盛ってる。
「ビジネスレベル英語」ってこういうことだよ
じゃあ“本物”のビジネスレベルってなに?というと、こういうのです:
海外のクライアントや取引先と、英語で契約交渉したことがある 英語で社外向けプレゼンをこなせる 英語メールでの折衝・調整が日常的にできる ネイティブと雑談だけでなく、議論・調整がスムーズにできる 外資企業で英語が日常言語の中で働いた経験がある
…これが「ビジネスレベル」。
TOEICだけでは測れない“実戦力”が求められる。
IELTS6以下は、そもそも準備段階
ちなみにIELTS 6.0って「日常会話がある程度できる」レベル。
これで「ビジネスレベルです」って言ったら、面接で冷や汗かくことになるよ。
英語面接や実務でのパフォーマンスが求められたとき、「あれ…思ったよりできないな」と思われたら、信用を落とすだけ。
正直に書いた方が、採用には刺さる
採用側は見抜きます。盛った英語力なんて、面接かテストで一発でバレます。
それよりもこう書いた方が好印象:
TOEIC735(リスニング強化中/英会話スクール通学中) IELTS6.0(大学の留学プログラムで4ヶ月の英語漬け生活を経験) 英語でのプレゼン経験あり(大学の国際会議で登壇)
要は「今の実力」+「どう伸ばしてるか」を書いた方が、本気度も成長意欲も伝わる。
まとめ
「英語:ビジネスレベル」と簡単に書くのは自由。
でも、それが“信用されるかどうか”は別の話。
TOEICスコアで自信を持つなとは言わない。でも、それをどう実務に活かせるか、ちゃんとわかってる?と自問してほしい。