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「主語がない」上司。40代・50代が職場を混乱させる理由とは?【コミュニケーション改善のカギ】

会社でよく聞くのが、40代・50代の社員からの「主語がない話」。
「あれやっといて」「これダメだよな」「あの件どうなってる?」…この曖昧で誰に向けられているのか分からない指示や発言、正直イライラしませんか?

なぜ40代・50代に多い?「主語がない話」の背景

40代・50代のベテラン社員は、長年の経験と信頼から「察してくれ」「空気読んで動いてくれ」という暗黙の了解を期待しがち。
しかし、いくら同じ職場で長く働いていても、他人の頭の中は自分の頭の中ではないのは間違いありません。
家族や親友でもないのに、「お前の頭の中イコール私の頭の中」と勝手に思い込んでしまうのは大問題です。

年齢を重ねるとテレパシーは通じないことを忘れてしまうのか?

本来なら歳を取れば取るほど「ちゃんと言葉にしなきゃ伝わらない」と自覚すべきところ。ところが現実は逆で、40代・50代になると逆に“言わなくても分かるだろう”と省略しがちになる。もはや“脳内ボケ”と言っていいレベルだ。
まるで長年連れ添った夫婦のように、「俺が考えてることはお前も分かるだろ」「言わなくても伝わるだろ」と思い込む。でもここは職場。家族でも恋人でもない。相手はエスパーじゃない。

若手や同僚、後輩にとっては「で、誰の話?」「何のこと?」「いつの話?」と疑問だらけ。上司本人だけが分かっていて、周りには何も伝わっていない。
なのに言った本人は「何で分からないの?」と不機嫌になる。いや、主語がないからだろと全員心の中でツッコんでいる。

つまりこれ、「年齢を重ねるとテレパシー能力が落ちてるのに、その自覚もない」という、ちょっと危うい現象。ボケてる自覚のない人が「察して当然」と周りに求めてしまうのが厄介なのだ。

主語がない話がもたらす職場の悪影響

  • 誤解やミスが増える
    誰に何を頼んでいるのかが曖昧で、仕事が滞る。
  • コミュニケーションコストの増大
    確認作業が増え、無駄な時間と労力がかかる。
  • 社員のストレスアップ
    「言った・言わない」のトラブルやモヤモヤが生まれ、チームの雰囲気も悪くなる。
  • 若手離れの原因に
    曖昧な指示や期待を押し付けられる若手は、ストレスから離職を考えることも少なくありません。

解決策は「主語の明確化」と「具体的な指示」

  1. まずは自分の発言に主語を入れる
    「○○さん、これやっといて」「この資料、私がチェックするね」など、はっきり伝える。
  2. 誰に何を期待しているのか具体的に示す
    「今週中に提出してください」や「この部分の確認をお願いします」と具体的に伝えること。
  3. 確認を習慣化する
    「これで合っていますか?」と受け手に確認させることで、ミスや誤解を防ぐ。
  4. デジタルツールを活用する
    チャットやタスク管理ツールで、情報共有を明文化する。

まとめ:主語がない話はもう通用しない

40代・50代のベテランが抱えがちな「主語のない話」は、昔の慣習にとらわれている証拠です。
今の時代、テレパシーや暗黙の了解は通じません。
誰のためにもならない曖昧な指示は、職場の生産性とチームの信頼関係を壊すだけ。

これからの働き方では、年齢に関係なく、明確で具体的なコミュニケーションが必須です。
40代・50代の方々も、自分の言葉を見直し、主語をはっきりさせて話す習慣をつけることで、職場環境は劇的に改善します。



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